キャバクラなど華やかな世界でまことしやかに囁かれる「枕営業」。
「本当に枕営業なんてものあるの?」
「枕営業って絶対せなあかんの?」
色々気になっている女の子も少なくないと思いますが、キャバクラという狭い世界の中で「枕営業」は絶対タブーとされています。
デメリットが多すぎると言うのが理由ではあるのですが、ではそのデメリットとはいったいなんなのか。
今回は、枕営業について掘り下げていきたいと思います。
目次
そもそも枕営業とは?
そもそも枕営業とは、キャバクラのお客さんと「キャバクラでの本指名を条件に性行為をすること」を言います。
あんたと寝てやるけど、次お店で私のこと本指名してや
わかってるわかってる
あ、ボトルも入れてくれんねやな
せやせや
なんて会話が多くの場合交わされているわけなんですね。
ただ、このやりとりが長続きしないのが枕営業の悲しさなんですよね。
もちろんガチ恋のスパイスとして機能する場合もありますが、枕営業は得てしてスキルのないキャバ嬢がする奥の手という印象が否めません。
己の営業力に早々に限界を見出したキャバ嬢しか枕営業しない上、キャバクラ業界という狭い界隈で地雷原となるので、枕営業はタブー視されているんです。
キャバ嬢が枕営業をするデメリット
キャバクラではほとんどの男性が「キャバ嬢との性行為」を目的として来店しているので、その欲望を満たしつつ条件交渉するのはある意味賢いやり方ではあります。
とは言え、枕営業がキャバクラ業界でタブー視されている理由は、枕営業が「短期的なもの」でありすぎるせいなんですね。
キャバクラでの枕営業は、デメリットの方が大きいんです。
と言うのも、
- 客が離れる
- 悪い噂が広まる
- 病気や妊娠のリスク
- 起訴の可能性
など、ワンナイトするだけで数々の憂き目が待ち受けているからなんですね。
具体的にどういったものか、見ていきましょう。
客が離れる
枕営業をするキャバ嬢は、知れてしまえば「ただの尻軽」です。
キャバクラにくるお客さんというのはわがままなもので、自分には軽くあって欲しいけど他のお客さんには身持ちをかたくして欲しい…と、全員が全員思い描いています。
枕営業なんて断って当然!俺以外は!オ・レ・以外・は!
と本気で思っているわけなんですね。
なんだったら、目当てのキャバ嬢は男性経験がないと思ってるお客さんもいてるくらいです。
なかなか都合がいい妄想ではあるんですが、お客さんがそんな妄想を抱いているからこそ、枕営業が発覚した暁には「汚い」「幻想が壊れた」などの理由で客離れが起きます。
キャバクラでの厄介なお客さんの対処方法は以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
【オマエは俺の女♡】キャバクラで痛客になりやすい男性の特徴|もしもの時の対処法もチェック悪い噂が広まる
キャバクラの界隈は狭いので、もし枕営業を繰り返すキャバ嬢がいたらその噂は一瞬で広まります。
キャバクラの同業者はもちろん、お客さん同士のネットワークも侮れないものがあるんですね。
おしゃべり好きなキャバクラのお客さんは、枕営業とはいえキャバ嬢を抱けたことを武勇伝のように語り、それを聞いた他のお客さんの口から口へとどんどん噂は広まっていきます。
私の働いてるキャバクラにも枕営業するキャバ嬢がいたんですが、その子は同業者やお客さんから「格安風俗」「〇〇千円(セット料金)で抱ける女」なんて陰口叩かれてました。
置いてもらってるキャバクラの評判を下げることにもつながりますし、キャバ嬢自身の客層の質も悪くする枕営業は、デメリットが多いんですね。
病気や妊娠のリスク
枕営業だけでなく性行為全般に言えることですが、性病をうつされたり避妊に失敗して望まない妊娠をしてしまうリスクも、枕営業にはつきまといます。
とくに、不特定多数と肌を重ねる枕営業は、必ず避妊具をつけてくれる人にあたるとも限りません。
いっときのテンションに身を任せて生でしてくる人もいるでしょうし、そういう人から気づかないうちに病気をもらっていることだってあり得ます。
父親のわからない赤ちゃんができるなんて不幸なことも起こるかも知れません。
信頼関係が築けていない人と性行為をすることへのリスクは、今一度考え直した方がいいかも知れませんね。
訴訟の可能性
「訴訟なんて馬鹿馬鹿しい」と鼻で笑ってるそこのあなた!
キャバ嬢という仕事、さらに枕営業するという行為は、既婚男性の奥さんに知られたら大事になりかねない問題なんですよ。
特に不倫の場合は「不貞行為=性行為」が立証できれば慰謝料も請求できてしまいますし、奥さんがいることを知っていて行ったらより罪は重くなります。
私の知っているキャバ嬢にも、お客さんの奥さんからLINEがきた子もいます。
その子は枕営業はしていなかったんですが、営業LINEのやりとりを見て危機感を持った奥さんから「これ以上何かするようであれば起訴します」と、お客さんのアカウントを通じて連絡が来たそうです。
そういうこともあるので、枕営業は不倫と同じだということも頭に入れておくべきですね。
キャバクラで働くなら枕営業は絶対しないようにしよう!
以上のように、キャバクラで働く私たちキャバ嬢にとって、枕営業はデメリットの方が大きいんですね。
確かにキャバクラでの枕営業は、トークを頑張らなくても成果を出しやすい一面もありますが、
- 悪い噂が広まる
- 妊娠や病気のリスク
- 訴訟される可能性
に怯えながらやるほどの価値はないですよね。
むしろ、長期的に成果を出しているキャバ嬢ほど枕営業なんて絶対にしません。
キャバクラでは枕営業はすべきではなく、正々堂々とトークとLINEで地道に営業をかけた方が何倍もメリットがあるのです。