初心者の女の子も、キャバクラと聞いて思い浮かぶのは「ノルマ」という一言なんじゃないでしょうか?
ノルマとは「1ヶ月のうちに達成しなくてはいけない目標のこと」な訳ですが、これはどんなキャバクラにもあります。
キャバクラでのノルマは達成できないと金銭的に罰則があったりし、そこそこ厳しいのが特徴です。
またお店のグレードが上がれば上がるほどキャバ嬢に課せられるノルマは厳しいものとなり、罰則も厳しくなります。
今回は、キャバクラのノルマについて解説します。
目次
各キャバクラのノルマの種類

キャバクラでのノルマはキャバ嬢1人1人それぞれに達成できる範囲で課せられますが、大まかに分けると以下の5種類。
- 同伴ノルマ
- 出勤日数ノルマ
- 売上ノルマ
- お酒ノルマ
- イベントノルマ
以下で詳しく解説します!
同伴ノルマ
同伴ノルマは、お客さんを連れてキャバクラに出勤する「同伴出勤」の件数を指定されるノルマのことです。

同伴は「確実にお客さんを確保できる」というキャバクラにもメリットがあるものなんですね。
なのであえてノルマとして設定し、達成分のお給料も出すことでキャバ嬢のモチベを上げて利益を生み出そうとしています。
出勤日数ノルマ
出勤日数ノルマは、「今月は〇〇日出勤する!」というノルマです。
キャバクラで働き始めたばかりなど、お客さんに関するノルマがつけられない新人キャバ嬢に課せられることが多いノルマですね。
特殊な事情を抱えた女の子も多いキャバクラでは、1日も休まずに出勤するのが厳しいキャバ嬢も少なくありません。
そのため、一見「当たり前じゃん!」と思える出勤日数もノルマの一つとなってます。
売上ノルマ
売上ノルマは、1ヶ月の売上の総額を定められるノルマです。

営業職などで使われるノルマと同じような意味合いですね。
ノルマはキャバ嬢1人1人に課せられるので、売上ノルマはナンバー入りするキャバ嬢ほど金額が高く設定されます。
売上ノルマには「売上の立て方」自体に決まりはないので、ドリンクやボトルなど飲み物で稼ぐキャバ嬢や、指名や同伴本数でしっかり稼ぐキャバ嬢など様々なタイプがいます。
お酒ノルマ
お酒ノルマは、テーブルでもらうキャスト用ドリンクではなく、多くはボトルのお酒に対してのノルマを指します。
シャンパンやワインなどのボトルものを月に何本入れてもらえるか、というノルマです。
こちらもナンバー入りキャバ嬢になるとより高い銘柄を指定されるようになります。
イベントノルマ
キャバクラでは、ハロウィンやクリスマスといった代表的なものから、お店のオープン周年記念、キャバ嬢のバースデーなど色々なイベントが開催されます。

売上につながる大事なイベント時に発生するノルマが「イベントノルマ」なんですね。
イベントノルマは、
- 出勤強制日がある
- イベントでコスプレする
- イベントチケットの販売枚数
など、イベントごとに特化したものが定められることが多いです。
キャバクラのノルマをクリアしないとこんな罰が

ノルマと聞くと、セットで思い浮かぶのがペナルティの存在。
キャバクラには色々なペナルティが存在しますが、ノルマが達成できなかったときもペナルティとして、給料の数%が天引きになります。
他にも「出勤調整」と言って出勤日数を減らされたり、時給が下がる、フリー客につけてもらいづらくなるなど、直接的ではないにしろメンタルにくるペナルティがあるキャバクラもあります。
違法な罰金には注意
キャバクラの中には、ノルマ達成ができなかったペナルティとして、違法な金額の罰金をとっているお店もあります。
労働基準法では、損害賠償を目的とした「罰金制度」は禁止されていますが、企業の秩序を保つための「減給制度」は合法的としてOKとなっています。
労基法では、この減給制度を
- 1回の額が1日分の半額を超えている
- 総額が賃金総額の10分の1を超えてはならない
と定められています。
労基法上では「減給の制裁」と称されていて、減給分は必ず給料から控除しなくてはなりません。

なので「店からイベントチケットを買い取るよう言われた」「ペナルティのせいでお給料がなくなった」などといった場合は違法キャバクラ店になります。
知識をしっかりつけて注意を払う必要があるでしょう。
労基法には逆らっていなくてもノルマがあまりにも厳しく、働いていて苦しみしかない場合はそのキャバクラが向いていない場合もあるので、ノルマなしの店舗やもう少しノルマのゆるい店舗に移ることも考えてみましょう。
キャバクラのペナルティについては以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
