キャバ嬢経験者の方は、お客さんから、「キャバクラの仕事はしゃべってるだけで楽だよね」なんて失礼なことを言われた経験があるひとも多いかと思います。
「そんなわけあるかい!」と叫びたくなるのもごもっとも。
キャバクラには、細かいテーブルマナーが存在しているので、意外と面倒なことが多いんですよね。
今回はそんな「キャバクラのテーブルマナー」について解説していきます。
キャバクラにおける「テーブルマナー」3つ

キャバクラ未経験者にとって「テーブルマナー」と言われると、ナイフとフォークの位置のようなものをイメージするかと思います。
キャバクラのテーブルマナーはそれとは少し違って、お客さんをおもてなしするための「テーブルマナー」のことを言います。
キャバクラのテーブルマナー
- おしぼり
- タバコ
- お酒作り
おしぼりのマナー
- あつしぼ
「あつしぼ」とは、暖かいおしぼりのことを言います。
来店されたお客さんが手を拭くために使うのが一般的で、開いて渡すのがテーブルマナー。
トイレのたびにあつしぼをお出ししているキャバクラもあります。 - つめしぼ
「つめしぼ」は冷たいおしぼりのこと。
夏場ご来店されたお客さんのお手拭き用、酔い覚ましに体を冷やす用など、用途はさまざまです。 - かわしぼ
「かわしぼ」は、乾いたおしぼりのことです。
お客さん用には使わず、飲み物をこぼした場合にテーブルを拭く時に使います。
欲しい時にボーイさんに頼むのが一般的ですね。
覚えておいて欲しいのが、どんなおしぼりでも「お客さんのグラスを拭かない」のがテーブルマナー。

コマチ
おしぼりは汚れを拭き取るためのものなので、キャバクラではハンカチを使ってグラスの水滴を拭うのがテーブルマナーとなってます。
たばこのマナー
- ライターを持っていない手で覆いつつ火をつける
新人キャバ嬢が失敗しがちなテーブルマナーの一つに、「お客さんのタバコに直接火をつけてしまう」というのがあります。
もちろんお客さんのタバコに火をつけるんですが、その際は「ライターを手で覆い隠しながら」が基本。
お客さんの前髪や顔に火が当たらない配慮が大切なんですね。 - 火力は強いと驚かれるから弱めで
ライターの設定によっては、火柱か?ってくらいの炎が上がることがありますよね。
なので、あらかじめ弱く設定しておき、接客前にライターをチェックしておくことがおすすめです。
お客さんに怪我をさせるようなことがあったら、キャバクラのテーブルマナー以前の問題ですからね。 - 付けられるの嫌がるお客さんもいる
お客さんの中には、キャバ嬢のライターを嫌がるお客さんもいてます。
キャバ嬢が嫌いというより、「他人から火を近づけられるのが怖い」というのが主な理由。
「お客さんのタバコにライターつけなきゃ!」と意気込まず、「火おつけしていいですか?」という確認をしておくのは気遣いのテーブルマナーですね。
これだけでワンランク上のキャバクラ嬢になれますよ。 - 灰皿は重ねて交換、ハンドサインがある
お客さんの吸い殻を入れる灰皿は、1本〜2本溜まったら交換するのがキャバクラのテーブルマナー。
灰皿は、灰が飛ばないように重ねて交換します。
灰皿交換は基本的にボーイさんが持って行ったりしますが、その際のハンドサインもキャバクラによって違うので、テーブルマナーと並列して覚えておきましょう。
お酒のマナー
- テーブルでお酒を作る
キャバクラでは、お客さんの飲むお酒は基本的に隣についたキャバ嬢がお席で作るのがテーブルマナー。
キャバ嬢のドリンクやカクテル系の注文の場合のみオーダーするという形です。 - マドラーで氷を回しグラスを冷やす
バーテンダーもやっているテクニックですが、美味しくお酒を飲むために「グラスを冷やす」という一手間があります。
氷を入れ、マドラーで反時計回りにかき混ぜてグラス全体をひんやりさせていくんですね。 - 好みの濃さを聞いてお酒をわる
規定の分量でお酒を割るのももちろん美味しく飲めますが、お客さんの好みの濃さを聞いてお酒を作るのはキャバ嬢が押さえておきたいテーブルマナーです。
キャバクラは「究極の接客業」とよく言われますが、お客さんが何をしたら喜んでくれるのかをしっかり研究して実践するのがテーブルマナーを極めるコツなんですね。
キャバクラでの正しいお酒の作り方について以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
